iOSで無料WiFiに接続したら自動でVPNを有効にする

公開日時
更新日時

前回の記事にてVPNサーバの構築を行った。

VPN接続ができるようにはなったものの、無料WiFiを利用するたびに手動でVPNのオン/オフを切り替えるのは面倒くさい。

そこでオンデマンド接続用のプロファイルを作成して、自宅以外のWiFiに接続したら自動でVPNが有効になるようにしてみる。

iOS-VPN-Autoconnectでプロファイル生成

プロファイル生成ツールが公開されているのでこちらを利用させていただく。

git clone git@github.com:klinquist/iOS-VPN-Autoconnect.git
cd iOS-VPN-Autoconnect
python -m SimpleHTTPServer 3000

http://localhost:3000 にアクセスして、フォームにVPN接続情報を入力する。

一番下の「Comma-separated list of SSIDs, which when connected to, you do NOT want the VPN to auto-connect」に自宅等のVPN接続が不要なSSIDをカンマ区切りで入力する。

vpn autoconnect

Generateを実行するとプロファイルが生成されるので、何らかの方法でファイルをiOS端末に送る。

自宅のように安全なネットワーク上で作業中であれば、起動中のローカルサーバを活用すると手軽にプロファイルを送れる。

生成したプロファイルをiOS-VPN-Autoconnectディレクトリに移動し、PCとiOS端末を同じネットワークに接続した状態でiOS端末から↓にアクセスすればプロファイルをダウンロードできる。

これで自宅以外のWiFiに接続したら自動でVPN接続ができるようになった。

参考


Related #vpn

GCP無料枠を使ってSoftEther VPN Serverを立ち上げる

カフェやコワーキングスペースで作業をする際に無料wifiを使うことがあり、wifiの盗聴防止のために専用VPNが欲しかったのでGCP上にSoftEther VPN Serverを構築した

macで無料WiFiに接続したら自動でVPNを有効にする

定期的にSSIDをチェックして自宅外の場合はVPNに接続するAppleスクリプトを書く

CloudflareのWARPを使う

自前でVPNサーバを立てる必要がないのでお手軽

macのVPN接続にSoftEther VPNプロトコルを利用する

L2TPのポートがファイアウォールにブロックされている環境でもVPNが使えるようにした